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2008年01月06日

テラビシアに行きたい症候群

ネットで見た映画の予告が気になって本屋に走り、一晩で読み切りました。
恥ずかしながら久しぶりに号泣してしまった一冊。
年取ると涙もろくていけねーや。

原作者の実の息子さんの実体験をきっかけに書かれた、母親目線の愛情あふれるファンタジー作品。
今月末から公開される映画の脚本は30年前に原作のモデルとなった息子さん自身(デヴィッド・パターソン)が担当しているそう。(泣)

少年期の空想を題材にしたファンタジー作品といえば、去年公開された『Pan's Labyrinth』という映画を思い出す。
スペイン内戦後のファシズム政権とレジスタンスとの抗争という背景や、それにまつわる残酷な描写、グロテスクなクリーチャー達など。
かなり《大人の為のファンタジー》という趣向の強い作品でしたが。
(※実際PG-12指定だし。ゴシック系とかクローネンバーグとか好きな人向けかも。)
エゴイスティックな大人の現実社会と、そこから逃げ延びるように描かれる少女の空想の世界。
心がタフなときじゃないと絶対見れないけど(笑)これはこれでいい映画だった。

↑と比べれば、バージニアの片田舎に暮らす少年達のささやかな日常を描いた『テラビシアにかける橋』は随分と牧歌的にも思えるけど。
誰もが少年時代に感じていたキラメキ、トキメキがステキに描かれてました。
それとは対照的に、大人が想像する以上に現実をドライに捉えようとしてる子供の心理なんかも妙にリアルだったり。
映画の公開が楽しみです。

これからいくつ年を重ねても、感性を疲弊させて色んな物を見落としちゃう人ではいたくないなって思います。。

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